こんにちは、モンキークルージャパン高山です。
今日は、昨今のベトナム送り出し機関のライセンス停止に関して、
私の所感をお伝えします。
朝日新聞デジタル ハノイ=宋光祐２０２１年６月１３日
衝撃のニュースが飛び込んできました。
その後、詳細文書によると、
失踪者の発生が著しい送出機関に対する措置について(周知)
日本語
https://www.otit.go.jp/files/user/210618-101.pdf
これは、日本政府からの圧力（失踪率データをベトナム政府に提出）で、
平均の３倍の失踪率の送り出し機関をライセンス停止。
と考えられます。
（１）HOA BINH IMPORT-EXPORT JOINT STOCK COMPANY（HOGAMEX：認定送出機関
リスト No.11)
（２）Thai Nguyen Import Export Joint Stock Company（Batimex：認定送出機
関リスト No.77)
（３）MH Vietnam Investment Promotion Joint Stock Company（MH VIET NAM.,
JSC：認定送出機関リスト No.99)
（４）International ITC Joint Stock Company（ITC：認定送出機関リスト
No.132)
（５）Song Hong International Human Resource and Trading Joint Stock
Company（SONG HONG HR.,JSC：認定送出機関リスト No.141）
そして、さらに、
DOLABから、昨日（21日）付けで8社(送出機関)のライセンス停止が発表されました。
1. Viet Nhat HR
2. JV-system
3. Hutraserco
4. Transmeco
↑
取り消し
5. Saigon Inserco
6. Alsimexco.,SJC
7. Cienco No1
8. Vinalines
↑
「ライセンス再申請」的なことがHPには書かれている模様。再開を目指せば、再度運営可能なのか。但し、現時点では8社ともベトナム側で送り出し機関として扱われないものと思われます。
これは、ベトナム政府の襟を正すというポーズと思われていました。
２０２１年６月現在で、４６０社の日本向け、送り出し機関が存在するとの事ですが、この１年半に渡るコロナ禍で、何度も渡航制限を日本は行い、オリンピックを開催する段になっても今日現在、新規、外国人の入国を一切停止しています。
社会主義のベトナムでは、コロナ対策としてのロックダウンは、国民が右向け右をし、しっかり押さえたかに見えましたが、現在もコロナ患者が増え続け、封鎖と解除を繰り返しています。
さすがに、送り出し機関も、経営に行き詰まる会社が出てくるのは、仕方が無いかと思いますが、「日本へ送り出せない」→「売り上げが立たない」→「給与が払えない」→「従業員がいなくなる」→「送り出しと連絡が途絶える」といった、事象が増えて来ている模様。一度、送り出し機関を大量に清算して、新しく会社にライセンス付与する、国ががりでのクラッシュ＆ビルドが展開されるかもしれません。
もちろん、日本政府も把握しているはずですので、日本国内の監理団体、企業、実習生達へどのようにライセンス停止や無くなった送り出し機関との兼ね合いをルール化するのか、お手並み拝見です。
何はともあれ、両国の人材業界で、悪いものや古いものは淘汰され、新しいルールが設計されるのは、良い事だと思いますので、弊社も、日本人でも外国人でも、頑張れば頑張るほど、評価される国：日本を創っていく一助になれればと思います。
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